埼玉県さいたま市大宮区大成町にある鉄道博物館。東日本旅客鉄道の創立20周年行事のメインプロジェクトとして、また2006年5月14日に閉館した交通博物館に替わる施設として2007年10月14日に開館。
荒井建設では、鉄道博物館開館に伴う大宮総合車両センターのモニュメントの作成を担当しました。
鉄骨構造でアーチ型の曲面を加工するのに鋼材梁アーチ型に曲げる角度を統一させるのがのが難しく、何度も打ち合わせを重ねました。現場での取り付け加工は非常に微調整が難しい作業な為、正確な施工指示・技術が求められました。
あいにく悪天候の日が多く、工事に遅延が出てしまった為、開館日までの完成が危ぶまれました。現場のスタッフや担当者がもしかしたら間に合わないかもしれないという切迫した空気の中、終盤になり三日三晩雨の中を社員総出で現場に入り、多い日には50人ものスタッフが施工を行いました。その結果、開館日までに3つのモニュメントと歩道側のパネルが無事完成しました。